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2014.11.23 Mシアター

哀しい.jpg
10月のオールドシネマフェスティバル、

なんと4回のうち2回が台風直撃という大当たり興行にもかかわらず(笑)、

のべ200人以上のご来場をいただき、

誠にありがとうございました。

続いての11月マンスリー作品「哀しい気分でジョーク」、

如何だったでしょうか。

前回申し上げた通り、偶然とはいえ、

日本中が大騒ぎする最中のこの巡り合わせには、

実は私なんとも言えないモノを感じました。

全く違ったキャラクターの高倉健とビートたけし、

などと今更いうまでもない事ですが、

ご本人同士は共演作での屈託のないウラ話など見ると、

どうも意外な理解者どうしだったフシもあったりします。

正解は申し上げませんが(別に意地悪じゃありませんよ)、

お二人同じ人物を演じた経験もあるんですよ、実は。

列車シリーズからTVの大映ドラマまで、

職人的ベテラン監督だった瀬川昌治の本作でしたが、

松永室長はこの映画、必ずハンカチ必須と前説で仰しゃいます。

私は不人情で其処まで泣いた事こそありませんが、

子供を亡くして悲しむ件りはともかく、

その後の感情が死んでしまったかのような風情は、

本作以後のたけしがただの「良い役者」に成らない予感だったようで、

戦メリに続いてのたけしの芝居を覚えています。

作品自体は忘れられがちな不遇な映画ともいえますが、

生前の高倉健さんは役者の時のたけしを最も好きだと云っていて、

それもまた面白いものだと感じた次第です。

…現在、1月末までの予定で展示されている中村上コレクションと共に、

ホールや通路部分を使って高倉健追悼展示が始まっています。

お馴染みの作品から意外な珍品までのポスターやパンフレット、

更には当時の新聞広告や記事類が順次追加され、

2月からは文庫全体で高倉健その人の全体像に迫る企画展となります。

今年最後のマンスリーシアターは、

12月28日(日)作品は1941年松竹映画の、

これまた先日の訃報が記憶に新しい「蘇州の夜」、主演は李香蘭こと山口淑子。

新年明けての予定は1月25日、2月22日と連続で、

名匠・山田洋次特集「男はつらいよ(第1作)」と「家族」の予定です。

突然の追悼展等で、

先行して発表された日程や内容が違っている場合があります。

年末年始の日程はよくご確認の上、

ぜひ松永文庫までお問い合わせ下さいね。

Facebookも始動しましたので、HPともどもよろしく。

12月の門司港はイベントも目白押し、

お友達とご家族と一緒にレトロめぐりがおススメです‼️

wriiten by おりおなえ

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