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今後のスケジュールほか

6月のマンスリー上映「続・男はつらいよ」も80人を越える盛況で、 あまり広報が巧くない最近の状況のなか、ホッとしたのも束の間、 もうカレンダーは7月であります。  今月は予てお知らせの通りマンスリー上映はお休みですが、 7月20日に海の日記念上映会として名匠木下恵介監督の代表作、 「喜びも悲しみも幾年月」昭和32年松竹作品が35mmフィルム上映されます。 スペシャルイベントは映画の長さの関係上いつもと開始時間が違うので、 ご確認の上ご来場ください。

日 程 :平成27年7月20日

13:30~17:00 (予定)

入場料:当日券のみ

400円 (会員証提示で半額) 何度見ても日本映画黄金期の名作は

色褪せる事がないと感心しますが、高峰

秀子・佐田啓二の名演、今はない日本列

島四季折々の美しい自然に、観客の皆さ

んを誘うこの一本、自信を持ってお勧めい

たします。

さて皆さまの圧倒的反響から半年以上にわたって展示されている、 高倉健追悼企画も今月でひと区切り、引き続き健さんの全仕事を辿るかたちで

企画は続く傍ら、7月11日からのメイン展示は毎年恒例の「戦争映画資料展」に

なります。

 「戦争」・・・さまざまな考え方があって

当然の難しい問題ですが、実際に日本

や世界の映画人たちが「戦争」とどう向

き合って来たのか、映画の中で「戦争」

はどう描かれてきたのか、見て、知って、

考える事は、やはり大事なことではない

でしょうか。  昨年の展示中に夏休みの課題で当文

庫の展示を調べにきていた少年が、古

びた新聞記事や広告の文章を熱心に見

ていたのを覚えています。たしかに自由

研究のテーマにはもってこいかもしれま

せんね。

本来の目的はエンターテインメントである映画に、しかしその時代 〃 の

在り様を反映した鋭い視点があり、世界の生きた文化的・歴史的な記録とも

云うべき側面に着目するとき、毎年この企画に並々ならぬ気迫で臨んでいる

松永武室長の想いも、決して無駄にはならないと我々サポーターも思ってい

ます。

マンスリーvol.19になる8月23日(日)の

上映は、戦争映画展示に併せて、

「土と兵隊」昭和14年日活作品になります。

第7回ヴェネツィア国際映画祭受賞した日

本映画の金字塔、日活を代表する巨匠田

坂具隆監督の名作がついに登場、ご期待

ください。

もう一つ、当文庫での上映ではないのですが注目のイベントが。  8月28日(金) 18:00~ 八幡東区の前田有楽劇場にて トリノ、フィラデル

フィアなど世界の映画祭で受賞の話題作「百合祭」上映、&浜野佐知監督を

ゲストに迎えてのトークショーが開催です。

 映画は老人のセックスという未だ未だタブー視されがちなテーマを、名優勢

揃いの豪華キャストで真面目に、しかしコミカルに描いた話題作。 撮影当時の裏話や、27ヶ国の映画祭巡りの珍道中エピソードなど、楽しいお

話が満載のトーク&Movieイベントに監督ご本人を迎えて、賑やかに開催され

ます。

 浜野監督といえば、これまで300作以上の製作本数を数える「日本一の女

性ピンク映画監督」の異名を持つユニークな方ですが、近年では一般映画で

も女性の側から描いたセクシュアリティや、ジェンダーの問題を正面から取り

上げた作品たちで話題です。

 実は前回北九州で作品が上映された折には十分な時間が無く、ゆっくりお

話も出来なかったのを室長が大変残念がっておりまして、今回は謂わば松永

室長念願のリベンジ企画、という訳なのです。

 松永文庫では以前から〝ナイト・ミュージアム″企画、あるいは人呼んで

「夜の松永文庫」というネタが検討されていますが、これは簡単に云うとセク

シーな映画をテーマにした催しの事で、いわゆるポルノ&成人映画として世

に出た作品を扱うプログラム。まだまだアイディア段階の企画なんですが、

今回の浜野監督招致&映画上映はいわばその試金石でもあります。

・・・とかいうと女性の皆さんが怪訝な顔をされているのが浮かびますが、

もちろん女性の方にも楽しんでいただける企画として、というよりむしろ女性

にこそ面白い内容を準備中です。

まずは今回の映画上映&トーク企画、試しに参加されては如何でしょうか。

 ざっと駆け足でこれからの予定を並べましたが、また順次、情報の更新し

てゆきたいと思いますので、引き続き各メディアの情報をご覧ください。

みなさまのお相手は、ZEPPには申し込んだものの、20倍ではとても無理目

なおりおなえでした。

See you!

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