映画『百合祭』上映
つい先日呼んだ特撮スタッフのベテランたちの記事でも、
突然に「土と兵隊」の話が出ていて、曰く
「実包は確かに使っている感じ。弾着や爆発は火薬だと思う。」
なんだってさ。技術屋さんの目はさすが違うな、全く。
さて先日、某民間衛星テレビ放送(笑)にて放送されました、 「吠える!映画監督 浜野佐知 」というプログラムご覧になりましたか?

来る8月28日(金)、八幡東区前田の有楽劇場にて、上映されます「百合祭」の監督にして、 今 日本で一番多く作品を撮っている女性監督、 なんてったってその大半350本以上がピンク映画という、現役バリバリの監督&プロデューサー浜野佐知 その人を、あなたは今日までご存知でしたか? 番組をご覧でなくとも、著書「女が映画を作るとき」を読まれたり、1998年「第七官界彷徨ー尾崎翠を探して」以来製作されている一般作品、最近旬なセクシャリティやジェンダー関連の話題などで、監督のお名前を聞かれた方もいらっしゃるかも。 浜野佐知の名はむしろ海外で通りが良いのかも知れない。 今 世界でも大きく変化しつつあるジェンダーの在り様を背景に、各国の女性映画祭での上映・受賞は枚挙に暇なく、監督ご本人が招かれる事もしばしばだ。
1968年若松プロ入社初日の大ゲンカを振り出しに、フリー助監督から監督へ、さらに自ら製作会社を設立し、現場一筋の映画人生は一般映画も撮る今も変わらない。 ピンクであろうがなかろうが浜野監督は映画監督なのだ。
私の最初の浜野作品との出会いは「第七官界彷徨…」だが、 正確にはその前に何本かは確実に観ているはず。 …お察しの通り、全く作品を特定できないので(笑)ノーカウントである。 で、その「第七官界…」で、まさにひっくり返った。 映画の出来はもちろんだが、不勉強ながらそれまで尾崎翠を知らず、 監督のモノ凄い経歴もそのとき知った。 重ねて無知を晒せば、私も日本の女性監督本数最多=6本の口だった。 今では田中絹代監督の其れは一般長篇に限った事と知れているが、 当時は映画界のデータにピンクは殆ど含まれなかったのだ。 上記のプログラムでカントク本人も「吠えて」いたけど、 それがどれほど口惜しかった事かは、お察しするしかない。 まぁそこでしおらしく悲嘆に暮れたりしないのが、 (いや、したかもしれんが私らには知りようもない訳で) 浜野監督の真骨頂、此処から監督怒濤の快進撃も始まる。 思えばかつて在りし日の若松孝二監督が、 海外の映画祭に作品が出品される時に、 「あんなのと同じ扱いにする気か!」と云われて、 一般の(笑)映画監督やら評論家某氏とモメた事があったが、 浜野監督の映画界での第一歩は必然であったのだろうかね。 ご本人に聞いてみたくはあるが、 あの迫力満点の表情で「ん?」とか凄まれたら無理無理! 今回の上映は文庫主催でこそありませんが、 当初から松永室長も深く関わってきた待望の企画。 目ざとい方はお気付きのように「夜の松永文庫」なるエンブレム、 栄えある第一回目の認定上映会とでもしておきましょうか。 この何所かの名物菓子みたいな企画名については、 また項を改めてじっくりお話ししなければなりませんが、 此処はひとまず肝心の上映会の告知に専念しましょう。 当日、時間が許せば浜野監督との交流の機会も考え中だそうですので、 気になった方は是非 〃
松永文庫:☎093-331-8013 か
実行委員会:木戸☎090-1193-8461 までお問い合わせ下さい! 以上わうわ、いやゴホン、
某放送では浜野監督の番組くりかえしリピート中で、
そこは大いに有難いんですが、
サマソニ大阪のマウンテンSTAGEは出し惜しみやがったので、
個人的に腸わたが煮えくり返っているおりおなえでした。