白象くんレポート
今年の県民文化祭オープニングイベントの目玉企画が、昨年わが松永文庫リニューアル一周年でも好評だった、
ライブシアター「白象くんがやって来た」の第十回公演でした。
この愛すべき感動的な音楽劇の詳細については、白象くんのHPや、昨年の一周年記念のエントリーを見ていただく
として、当日の様子を手短にお伝えしたいと思います。
10月4日の日曜日、何てったって今回は小倉リバーウォークの北九州芸術劇場、1300人収容の大ホールでの
公演であります。差配の毘沙門のお聖こと木戸聖子女史の辣腕か、はたまた何処のお大尽を騙くらかしたか(笑)。

冗談はさておくとしても一座にとっては最高の大舞台、
この芝居にはハコが大きすぎないかという心配が、
正直無い訳ではありませんでした。が、蓋を開けてみ
ればすべては杞憂、いつもの「白象くん」の感動が会
場に広がりました。
半透明のスクリーンに投影するビデオ演出や、本格
的な照明効果は、さすがの大劇場!
毎回思う事なんですが、場内を練り歩く白象くんご
一行の「ちんどん」と紙吹雪に、メディアを介在した
娯楽しか知らない現在の子供たちが、初めて体験
するナマの見世物への高揚感がすばらしい。
もちろん軸になる優れた台本や音楽・造形・美術を、プロフェッショナルなスタッフが支えているのは確かですが、
公演の度に再編されるライブシアターが、このクオリティとモチベーションをKEEPしているのは、素人目でみても
驚きに値すると思うのです。
この演目を映像プログラム化してみたくなるのは、わたしの悪い癖ですが、福岡のテレビ局辺りどーすか、これ?
あれだけ後援にはいってる各社、イケると思うんですがね。
そんな大人の戯れ言をよそに、今年の白象くんも親子連れの観客たちを、やさしい涙と感動のフィナーレに誘っ
てくれました。

「はくぞうくん、しんじゃったの?」大丈夫、ロビーに出たら、白象くんとまぬけな将軍さまがお見送りに出ているよ。
さあ、みんなでおうちに帰ろう!
「撮影録音はご遠慮ください」といわれて真に受けたので、上演中の映像はありまっせん!
すっとこどっこいのおりおなえでした。
み~んなスマホで撮ってたじゃ~ん(>_<)