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関門シネマフェスタ Part3

10月24日、いつものように会場である旧大連航路上屋にやってくると、そこには駐車場から溢れそうな車の列が! 

すわ、某・緑の豆関係の皆さまが大挙してご入来…な訳ゃ無いわなww

まあホールの隣の会場でECO & EARTHのイベントやってただけなんですが。

くだらない枕はこの辺にして、

当日ゲストにお招きした岸本充弘さんの講演と、長編記録映画「鯨捕りの海」の上映について。

20世紀の終わりというタイミングで製作された映画は、そんな時代を反映して捕鯨船が鯨を仕留める瞬間や解体作業の実際も、まだまだあっけらかんと真正面から捕らえていて興味深い。

ほとんど映写された事が無いらしい35mmプリントは焼けも無く美しく、スタッフロールの中に東陽一の名があって、?

と思ったら、「酔いがさめたら、うちに帰ろう」なんかも同じSIGLOの製作配給で納得。

岸本さんにはご専門の産業・文化史から見た「鯨」について、人間が彼らとどう関わって来たのかの歴史と、

そして現在我々と鯨のあいだに横たわる問題について、短い時間の中でコンパクトにまとめていただきました。

下関市水産課主査としてのスタンスも然る事乍ら、気持ち良い位に鯨産業に従事する者目線で語られる「鯨捕り」の実際が、ご自身のノルウェー訪問時のエピソードなど織り交ぜられて、門外漢の我われにも判り易い総まとめ的レクチャーでしたね。

わたし個人はクジラ食の習慣に親しむ者ですが、この映画のパンフレット一つとっても、時代の移り変わりは大きいと感じざるを得ない。長靴の男たちの間に力なく横たわるクジラの「死骸」の大きな写真は、今なら捕鯨推進派の人間でもチラシのビジュアルには使わないでしょうね。

「グロい」とか「残酷」とか簡単に云う人には逆効果ですし。

ただ捕鯨に限らず、こうした狩猟にまつわる作業全般を忌避するのは、どうにも手前勝手で幼稚な我関せず的思考に思えてなりません。感情的な攻撃に終始する捕鯨撲滅派には当然受け入れられないでしょうが、私には家畜の屠殺と鯨捕りの間にどんな差があるのか判らないのです。

生き物のカタチを留めないモノばかりの食卓にあんまり慣れちまうと、そのうちソイレントグリーンでも食わされそうな気がするしねwwww

科学が万能とは思いませんが、争い事を飯のタネにしているような輩や、選挙民の顔色を窺うだけの風見鶏には決めて欲しくない、これはそんなとっても大事な事だと思います、わたしもね。

さて、様々なテーマで展開して参りました関門シネマフェスタも、いよいよ次回10月31日土曜日で最終ラウンドとなります。

最後のお題は「笑い」、といっても松永文庫ですからネ、一味違うよ、お立合い?

あの明石家さんまが「兄やん」と呼ぶ間寛平が、その若き日に覇を競った木村進が三代目を継いだ名跡博多淡海、

全国区にその名を残す〝お米ばあさん〟ことばってん荒川、と並んで、「九州に筑紫美主子あり」といわれた佐賀にわかの伝説、なんとあの筑紫美主子がテーマってんだから驚くね…え?知らない??

そういう困った御仁は人生の先輩に訊くように。北九州市文学館から詳しい後藤みな子センセイも来てくれるから、

判んない人も大丈夫。

芸どころ九州の、昭和の筑豊テイスト色濃い一昔前の芸能スペシャル、まあ面白いから騙されたと思って来てみてご覧なさいな。「悲しすぎて笑う~筑紫美主子・その人と芸」なんてドキュメンタリー、そうそう他では見られないのは請合うよ。

さア、いらっしゃい、いらっしゃい!

本日のご案内はオズまで一か月間のロスを、如何に乗り切るか思案中のおりおなえでした。

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