「日活青春映画・アクション映画資料展」
日活…ん?「にっかつ」じゃないの?
そうだねぇ、どっちにするかで歳が判る感じですねェ(笑)
大手と称される日本の映画製作配給会社の中で、
七転び八起きというか七転八倒というかはお任せするとしても、
様々な変転を重ねてきた日活。
毀誉褒貶も激しいその歴史の上で、
ひときわ輝いているのが昭和30年代から40年代にかけての時期、
そう、俗にいう無国籍アクション&文芸青春映画の頃であるのは、
そんなに珍しい意見ではないでしょう。

戦後の復活に出遅れた日活が自社のニューフェイスたちを使って、
若者向けの低予算アクション映画に活路を見出したのがこの頃。
出遅れは最後まで響いて、映画の斜陽にも直撃されてしまう日活は、
その後結局ロマンポルノ路線に進んでゆくことになる。
この短い黄金時代はほんの十数年で幕を下ろしてしまうのだが、
日活育ちの若き映画スターたちの存在感故か、
今でもこの時期の日活映画に称賛の声は止む事がありません。
今回の展示は、そんな日活の青春&アクション映画の主役たちを、
当時の資料で振り返りたいと思います。
先年、単独で展示された赤木圭一郎関係を除く、
石原裕次郎、小林旭、高橋英樹、渡哲也、宍戸錠、二谷英明、丹波哲郎、
浜田光夫、そして吉永小百合・・・キラ星の如きスターたちのポスターが、
展示スペースで貴方をお待ちしております。
次回は今月のマンスリーシアター作品「大草原の渡り鳥」のご紹介です。
前回のエントリーの最後では取り乱してしまい失礼いたしましたが、
そんな年寄りの心配などどこ吹く風と、
若者たちは欧州から紐育へと転戦中であります。
我らの頼みはぺリスコとYOUTUBE、GWまで暫しの休息の後、
今年の夏も寝不足必至のおりおなえでした。