3周年とマルチプレーンカメラの夏
去る7月24日、当2階ホールにて、松永文庫開設3周年を迎えるにあたって、
ささやかな式典を月例のマンスリーシアター前の時間をお借りして催しました。
ご来賓の梅本和秀北九州副市長にはお祝いの言葉を頂き、
松永武室長が感謝と共に今後の文庫の活動への想いを述べました。
そしてそして、1階展示ホールには新たに、
「三光映機社製 アニメーション撮影台」が展示公開されます。

レプリカや模型ではなく本物の撮影カメラ機材一式そのものの展示であり、実際に「となりのトトロ」
「ドラゴンボール」「名探偵コナン」
「ポケットモンスター」「新世紀エヴァンゲリオン」
等々のアニメーションを撮影した、
別名「マルチプレーンカメラ」と呼ばれる事もある巨大な撮影台ですが、ほとんどの皆さんは始めて実物をご覧になるのではありませんか?
1970年代から2000年頃まで埼玉県の有名スタジオ・スタジオコスモスで、現役で活躍していたバリバリの撮影機材です。
取付台には今もミッチェル社製の16mmカメラが据えられていて、アナログ時代の威容を今に伝えていますが、映画製作のデジタル化に伴い、アニドウ代表者並木孝氏に受け継がれ、同氏のご厚意によりこの度松永文庫に寄贈されたものです。
実はこれ、まだ実際に撮影が可能な状態で、映像技師・馬渡貴志氏、北九州アニメーション同好会の金子・石橋両氏のご協力で、先日組み立て作業が行われ、ほぼ完全な状態での展示が実現したもの。
こんなコンディションで展示されているのは全国でも数台という貴重な資料です。
ホールの天井に届かんばかりの堂々たる展示品が仲間入り、
3周年のこの夏、新しく文庫の収蔵品となった逸品を是非ご覧ください!
鋼鉄神と誼を結んだ姫神たちは真夏の日本列島を蹂躙中。
今年はもう海峡越えはないか…もはや外タレだなァ・・・・
暑い中、皆さまもご自愛くださいね。おりおなえでした。 See You!