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4月のマンスリーは名作ミステリー!

ヒッチコック通なんて古手の映画ファンには掃いて捨てるほど居たし、

わたしも正直それほどのヒッチコキアン(と昔は云ったのだ)などとは、

とても口幅ったくて言えないんだが、先日の「第三の男」同様に「レベッカ」もまた、

今現在でも映画史に燦然と輝くマスターピースである事は認めざるを得ないだろう。

物事を時系列に沿って考えられる人なら、この映画のあらゆるディテールが、

今なおサスペンスを売り物にする世界中のミステリー仕立ての物語の中で、

絶対必要条件の如く繰り返され続けているのを簡単に見つけられるはずだ。

 華麗な上流階級の生活とその裏側、前妻の謎の死と新妻、岬の古びた洋館、

怪しい肉親と妖しい使用人、不倫、純愛、自殺、殺人、裏切り、妊娠、etc.etc.etc!

ちょっと視点を変えれば、これは笑うトコロかもしれない程だ。

 物語というものの解体、が叫ばれて久しい。映画でもそれは例外ではないのに、

昨日までの最高峰が翌日からのスタートラインになるのは当然のこの世界で、

人間の心の琴線に触れる部分だけには意外と変わりがないとでも云うのだろうか。

讃えるべきは原作者デュ・モーリアか、ヒッチコックの映画の天才か?

観終わった方が一言、

「な~んだ、全然つまんないじゃ~ん」

とか言ってくれれば、

私の見方が古臭いオヤジのとんちんかんな戯言だっただけのことだ。

それとも映画を観終わった若いあなたが、

「○○○も××××もレベッカのパクリだった!」

なんて言っちゃうのだろうか? オヤジはちょっと楽しみである。

「第三の男」や今回の「レベッカ」がご好評とあれば、

当然これからの上映作品の選定にも影響は大であるかと思われます。

邦画ばかりでは作品も偏りがちなので、皆さまお誘いあわせの上、

是非是非ご来場いただきたくお待ち申し上げます。よろしく!

今月のマンスリーシアター

 4月23日(日) 14:00~『レベッカ』1951年 アメリカ映画 監督:A・ヒッチコック

 さ~て我らがTravelling Cheerleadersは赤唐辛子を引連れて(笑)、

17日間に及ぶUSド田舎旅行の真っ最中。6月も西海岸廻りだし、

どうやら今年も日本で見れるのは7月以降になりそう。

ああ、なんて子狐たち!( いや、そろそろメギツネ?)

という訳で今日はSee you!

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