マンスリー初夏から夏へ

4月のマンスリーシアター、

準備の椅子を使いきり増設するほどの入場者数となり、

スタッフ一同喜ぶと共に「さすが名作の威力!」と感心しきり。

確かにオリビエの伊達男っぷりなんか見てしまうと、

ここ三十年くらいの映画の男と比べるのが嫌になっちまいますな。

一段と作品選定に張り切らなくては、と皆に元気をいただきました。

開場前の列の方々と少しお話しさせていただき、初めて来場頂いた方や、

作品を「レベッカ」とご存じの上での参加された洋画ファンの声を伺いましたが、

市の公報でご覧になっていらっしゃったご夫婦のご意見など、

日頃の広報活動に参考になるお話し多数ありがとうございました。

本当は昭和館での「グッバイエレジー」のイベントとかも書けてないし、

松永室長の動向だけでも日々記録してないと、

備忘録としての意味すらあやしくなってしまう、と猛省中です。

夏の企画もそろそろ準備に入っている文庫の日常を、

相変わらずの駄文でお知らせする所存ですので、

期待しないでお待ちくださいませwww とか言いながら「花と竜」の話です。

何回も映画化されている本原作ですが、

主演俳優や監督によって様々な味わいの「花と竜」が存在し、

今回は昭和37年・日活の石原裕次郎&浅丘ルリ子版がお目見え。

青春映画のテイストが文芸作でもやっぱり日活、なのがご愛敬ですが、

以前地元の上映会が催された最初の映画化以降、並べるとこんな感じ。

昭和29年 東映 藤田進&山根寿子 佐伯清 監督

昭和37年(本作) 日活 石原裕次郎&浅丘ルリ子   舛田利雄 監督

昭和40・41年   東映 中村錦之助&佐久間良子    山下耕作 監督

昭和44年 東映 高倉健&星由里子 マキノ雅広 監督

昭和45年 東映 高倉健&中村玉緒 山下耕作 監督

昭和48年 松竹 渡哲也&香山美子 加藤泰 監督

本作の舛田監督は、昭和45年 渡哲也&倍賞美津子のTVドラマ版も演出。

平成5年 高嶋政宏&古手川祐子 久野公平演出の最新TV版が、

「極妻」ブームの時だった事で分かるように、その時代の風とスタッフ・キャスト、

有り体に言えば時流次第で任侠ヤクザものから大河ロマンまで印象は違うが、

概ね世間では切った張ったのヤクザ映画の古典と思われているのでしょう。

まあ間違いではないんだけど、

原作も戦後日本の復興の荒ぶるエネルギーを敢て暴力と混同させている訳で、

これがまた日本人の琴線に響くのも事実なのは忘れちゃいけない。

私なんかも一般的ヤクザ映画なんて何が面白いんだか、ちーとも判らん人ですが、

このクラスの作品観てると日本人の心理とか社会の本質とか考えちまいます。

何よりドラマとしては面白いんですよね、これ。

そして次回6月は「男はつらいよ柴又慕情」で吉永小百合がシリーズ初登場。

7月マンスリーはお休みを頂いて、

8月は1953年アメリカ映画の名作「地上より永遠に」を上映します。

掛け値なしにお勧めできる名画を連続してお届け、ご期待ください!

あ、展示の方ももう「スポーツ映画資料展」に入れ替わってますよ、もう観ました?

暑くなってくると門司港レトロのイベント事に参加する時の途中休憩に、

クーラーの効いた松永文庫はなかなか便利、というのが門司の通だとか(へへへへ)。

今日はこれからの陽気と共にアツさを増してゆく今夏の予定でした。

……先日の英マンチェスターの惨劇は、

ほんの数日差で同じ舞台を踏んだ彼らにとって、どれ程の衝撃だったでしょう。

犠牲になった若い魂たちの冥福を祈るばかりです。 R.I.P

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