December 31, 2017

この原稿を書いている時点でもう2017年もあと数日。今日は年末年始の松永文庫の予定をお知らせして今年の締めとさせて頂きます。

…とはいえ12月マンスリーシアターも終了して、年明けて来年1月28日の「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」が次のイベントとなります。文庫企画展『高倉健映画資料展』は1月17日水曜日まで、大晦日も元日も休まず9:00〜17:00開催中・入場無料ですのでご安心を。

1月18/19日両日は展示替えの為クローズとなりますが、明けて1月20日土曜日から『名作洋画資料展(昭和編)』が始まります。オードリー・ヘップバーン、エリザベ...

December 11, 2017

8月は硬派のドラマが光る名作「地上より永遠に」とチーム一期一会「いのちをみつめて」、ひと月置いてスクリーンミュージックコンサート、そして先月はシリーズ第10作「男はつらいよ 寅次郎夢枕」の出番と相成りました。皆々様ご機嫌は如何でありましょうか、久方ぶりのお目見え、おりおなえで御座います。・・・え、お前は誰だ? うわぁ、つれないお言葉・・・www

 え~、気を取り直して参ります。前作「柴又慕情」の回でも書きましたが、シリーズ最初の絶頂期に向けてこの辺り数本の寅さんの恋模様、初期の頃と比べると大きな曲がり角で、何と寅さん、告られました。そ...

August 5, 2017

いよいよ夏も盛り、学生たちの休みも始まり、文庫の恒例企画の季節になりました。

 これまでも繰り返しお知らせして参りました通り、真夏のこの時期、旧大連航路上屋という場所で、戦争というテーマを取り上げ続けることの意義を是非みなさんと共に考え続けていきたい。松永文庫がこの地にある限り、其れは文庫にとって大事な活動の一つで在り続ける事でしょう。

 今年は同じタイトルながら毎年内容を入れ換えつつ充実を図っている恒例のプログラム「平和を願う 戦争映画資料展」と併せて、関連イベントとしてチーム一期一会による音楽と朗読で綴る 〝いのち〟の物語「いのちを...

June 19, 2017

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さてさて回を重ねて「男はつらいよシリーズ制覇への旅」も九回目、え?そんなコーナー名聴いた事ない?・・・まあ、初めて言いますからそうでしょうけど(笑)、とにかく第9作目の「柴又慕情」のご紹介から6月のサポーターくらぶ始めたいと思います。

 日本映画でも人気の作品は次々続編が作られてシリーズ化されるのは常でありますが、早ければ2週間足らずのサイクルで作品が入れ替わるあの頃のプログラムピクチャー体制の中、短命な2~3本のシリーズというのも多かったのです。そんな中、9本、10本目ともなれば、これはもう映画会社側も気合の入り方が違う看板興業...

May 27, 2017

4月のマンスリーシアター、

準備の椅子を使いきり増設するほどの入場者数となり、

スタッフ一同喜ぶと共に「さすが名作の威力!」と感心しきり。

確かにオリビエの伊達男っぷりなんか見てしまうと、

ここ三十年くらいの映画の男と比べるのが嫌になっちまいますな。

一段と作品選定に張り切らなくては、と皆に元気をいただきました。

開場前の列の方々と少しお話しさせていただき、初めて来場頂いた方や、

作品を「レベッカ」とご存じの上での参加された洋画ファンの声を伺いましたが、

市の公報でご覧になっていらっしゃったご夫婦のご意見など、

日頃の広報活動に参考になるお話し多数あ...

April 23, 2017

ヒッチコック通なんて古手の映画ファンには掃いて捨てるほど居たし、

わたしも正直それほどのヒッチコキアン(と昔は云ったのだ)などとは、

とても口幅ったくて言えないんだが、先日の「第三の男」同様に「レベッカ」もまた、

今現在でも映画史に燦然と輝くマスターピースである事は認めざるを得ないだろう。

物事を時系列に沿って考えられる人なら、この映画のあらゆるディテールが、

今なおサスペンスを売り物にする世界中のミステリー仕立ての物語の中で、

絶対必要条件の如く繰り返され続けているのを簡単に見つけられるはずだ。

 華麗な上流階級の生活とその裏側、前妻の謎の死と...

March 3, 2017

去る平成29年2月9日木曜日、北九州市のリーガロイヤルホテル小倉にて、第49回北九州市民文化賞の表彰式が催されました。

昨年の第25回日本映画批評家大賞「特別賞」、平成28年度福岡県地域文化功労者表彰に続いての市民文化賞受賞であり、

松永室長にとってはご父君・松永美吉氏に続いて親子二代の受賞となります。

この慶事に多くの発起人が集い、松永室長トリプル受賞お祝いの会をという訳で、受賞当日、会場をステーションホテル小倉「飛翔の間」に移しての宴が開かれました。

おなじみ北九州シネマサロン実行委員長 木戸聖子の司会進行で賑わう中、多くのご来賓の方々...

March 3, 2017

「純情篇」「奮闘篇」そして「寅次郎恋歌」、トラトラトラなんちって・・・

ちょっと油断しているとマンスリー・シネマの原稿、寅さんが書けていな~い!

・・・と言ったって「寅さん」が3本? 同じようなもんじゃないの?

Non,non,non,なめちゃいけません。たかが寅さん、されど寅さん。

11月マンスリーから断続的にお目見えの寅さん、第6作からの3作品にあたり、

シリーズが予想を超える人気を背景に、次々と本数を重ねる時期に入ってゆきます。

この時期、長く続くシリーズの中でも繰り返し登場する人物やエピソード・ギャグ等が、

あちこちに登場してきます。と同...

February 24, 2017

長谷川伸という名は、時代劇の古典と縁のない若い人たちには、

もはやなじみの薄いものになりつつあるかもしれないと思う。

わたしの場合は小学生の高学年の頃放送された「長谷川伸シリーズ」。

西村京太郎、戸川幸夫、平岩弓枝、山手樹一郎、山岡荘八、池波正太郎らの師であり、

乱歩や不木とも交流した大衆文学の父と言われる大作家である長谷川伸ですが、

わたしの幼い頃のテレビの世界でも絶大な存在感を持ち、

大人たちが夢中になっていたTV時代劇の多くに、

「原作」という一枚看板を掲げていたこの名前をよく覚えています。

とはいうものの私とて長谷川伸と同じ天を戴いた期間は...

February 4, 2017

オールドファンには何の説明もいらないでしょうが、世に名作と呼ばれる映画数あれど、「第三の男」ほど長い時間愛され続けている作品も珍しいでしょう。

もっと前の、戦前の映画にもそんな作品が無い訳じゃありませんが、「第三の男」のように今現在のドラマにも直接影響を与え続けている、現役の面白さを誇れる作品となると、正直そう多くはないと私も思っています。

製作から70年近くの時が流れているとは思えぬほどのリアルなサスペンスは、決して現代の観客から見ても色褪せてはいないし、30年以上前に私が初めて見た頃には既に世界的な名声が定まった状態でありました。お...

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