戦時下の国策映画から、戦後の自戒を込めた作品まで、映画資料が伝える「戦争の記録」。
映画は本来、人々に夢や娯楽を提供する大衆文化である一方、戦時下においては国策の一端を担い、人々の思想や感情に大きな影響を与えてきました。また戦後には、戦争の悲劇や平和への願いを描いた数多くの作品が生み出され、今日まで語り継がれています。松永文庫では、「大衆の娯楽であった映画が、どのようにして戦争に束縛され、利用されていったのか」という問題意識のもと、2014年より毎年、平和を願う「戦争映画資料展」を開催しています。 当館が所在するこの建物は、かつて多くの兵士や軍馬が出征していった歴史を持つ場所でもあります。この地に刻まれた戦争の記憶と映画資料を結びつけ、来館者の皆様に平和について考える機会を提供することは、当館の重要な使命であると考えています。 本企画展では、日本映画・外国映画双方の戦争関連資料を展示し、それぞれの国や立場による戦争観の違いにも触れていきます。 この地に刻まれた「戦争の記憶」と、映画資料が遺す「時代の記録」を重ね合わせることで、皆様とともに平和の尊さについて考える機会となれば幸いです。
松永文庫展示室「平和を願う 戦争映画資料展」 7/8~10/4 入場無料
展示資料総数183点 (映画ポスター40作品を含む)をご覧いただけます。





